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536 こんな時こそ! ~2021年度入試対策・英語編~

536 こんな時こそ! ~2021年度入試対策・英語編~

前章では数学で失点しないための留意点について述べました。本章では英語についてどのような取組みが効果的かを検証していきましょう。

学校定期テストでは『受動態』『現在完了』と文法項目ごとに試験が行なわれますが、入試ではそれら全てをごちゃ混ぜにして出題されます。従って『この問題は不定詞を問うているのだ!』と判別するところから出発しなければなりません。

文法項目がキッチリと見極められればそれだけで得点できる・・・わけではありません。英語嫌いの生徒さんにとってこのあたりが『面倒くさいなぁ』となるところです。つまり『チェックポイント』があるのです。

本来このチェックポイントは教室の外に向けて口外するつもりはなかったのですが、あるきっかけがあったので敢えてここに記しておきます。よく読んでください。

 

第一に時制です。日本語では曖昧にしがち・軽く扱いがちなことですが、英語の試験では重要なことです。

第二に人称です。特に現在形で三人称単数の主語となった場合は要注意です。

第三に名詞の処理。冠詞を付けるのか・複数なのかなど検討課題があります。

第四に当たり前のこと。文頭や固有名詞の頭文字は大文字になっているか、ピリオドやクエスチョンマークは適切に扱われているかなど確認が必要です。

 

この四点、当たり前じゃん・・・という批判💦を浴びながらも毎年徹底できるよう繰り返し確認させていきます。私の把握している範囲ではこれらが原因で誤答、若しくは大減点になったケースは定期試験くらいです。

入試本番のつまらないミスや見落としで手痛い失点は避けなくてはなりません。それまで一生懸命取り組んできたことを無駄にしかねないからです。それには普段から意識して自らの解答をチェックしていく習慣が必要です。

 

因みに上記の『あるきっかけ』とは・・・ 大学生になった当教室の卒業生がひょっこり遊びに来てくれたときの話です。『センセー、昔言ってた英語の見直し方法ってあったじゃん? あれ、もう一回見せてよ。大学の授業で使うから・・・』とのこと。まさか大学英語でも使えるとは思っていなかったのですが、つまらない×を減らすために・・・と思い出してくれたそうです。それなら現役生は・・・フルに使って欲しいなぁ。

 

本論では前章本章とお付き合い頂き、ありがとうございました。