column_archive_header_s
535 こんな時こそ! ~2021年度入試対策・数学編~

535 こんな時こそ! ~2021年度入試対策・数学編~

ようやく梅雨が明け、8月らしい空模様になりました。とは言っても夏休みではない・・・この矛盾に苛まれています。

2020年の受験生、中学受験生はある意味通常通りの進度で学習を進めていこうと思っています。しかし高校受験生はいつもとちょっと違う指示を出しています。

当教室ではこれまで小欄にて述べてきたような内容で入試対策を行なっていますが、具体例として数学と英語だけを本章・次章に渡ってご披露いたします。特に高校受験生の皆さんの参考になればと思います。

2021年度入試は体裁として従来の形を踏襲します。しかし学習が出来なかった3ヶ月を踏まえ、まず学習内容を完成させることを優先した中3生が受験します。従って入試の山場は『標準~難問エリアの問題』ではなく、標準以下の問題をいかに取りこぼしなく得点するかです。

数学では例年『関数』・『図形の証明』が結構厄介です。この問題が解ければそれに越したことはありません。しかしそれ以外の箇所での取りこぼしがないことが前提になるのではないでしょうか。

特に大問1の計算については絶対に取りこぼせないものとして扱わなくてはなりません。しかし計算で絶対に間違えるなとはなかなか言えません。ケアレスミス、というくらい、人間はついうっかりとすることがあるものです。

しかし、あなたの大切な将来を『ついうっかり・・・』で取り逃がすことは受け入れられるでしょうか。そんな後悔を限りなくゼロに近づけるのが『途中式』『経過式』です。当教室に入会したばかりの生徒さんは例外なく途中式を書くことに慣れていません。殆ど書けないと言っても過言ではありません。

途中式少な過ぎてもいけませんが、書き過ぎてもかえって解らなくなります。適切な量があります。目安は項の数にもよるので一概には言えません。しかし、これが適切に書けないうちは『計算は大丈夫!』と思わないことが大切です。これは・・・教室でお伝えした方が分かり易いかな・・・そのように思います。

 

また、現在の中2生・中1生の受験する入試にも少なからず影響は残るはずですので1・2年生も普段から意識すると良いのではないかと思います。