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378 夏期講習!

378 夏期講習!

本日は2019年7月12日、暫くコラムを更新できませんでした。夏期講習の準備で忙殺されていたためです。とは言ってもそれを言い訳にしては…生徒さんや卒業生の皆さんに顔向けできませんね。もしこのコラムを楽しみにしていらっしゃる方が居られたら…申し訳ありませんでした。

学校の長期休みに合わせて学習塾では特別講習を行うのが常です。春休みなら春期講習、冬休みなら冬期講習、中にはゴールデンウィークや秋休み(10月中旬、二期制の地域にある5日程度の休み)に特別授業・合宿授業を組むような塾もちらほらと見られます。

夏期講習が他の講習と大きく違うものがあります。それは『長さ』です。当教室でもお盆期間は1週間程度の休校期間がありますが、それを差し引いても6週間程度の時間を使うことができます。この潤沢な時間をどのような工夫をして過ごすか、大きな差となりませんか? 勿論、無為に過ごす小中学生は少数派だと思います。

以前より小欄にて『現在の学力分布はフタコブラクダ得点できる生徒さんできない生徒さんに分けられて』という話を繰り返ししています。そうなるとなかなか逆転劇は難しいことです。しかし、それが叶えられる時期があるとするなら…それが夏期講習だと思います。

塾での学習進度は遅くても学校進度です。学習が進んでいる生徒さんは問題ないとしても、遅れが目立つ生徒さんに『分からないのだから…』と言って極端な遡上学習(分かる地点まで立ち戻って再学習していくこと)を行ってしまえば『今日学校で勉強しているところ』は永遠に分かりません。それを防止するためには学習単元の仕分けをして行かねばならず、後回しにする単元も生まれてきます。その後回しにした単元を取り返すことも講習の大きな役割、と言えるのです。

当教室がまだ会社組織だった頃、私の前任は講習に対してあまり積極的ではなかったようです。私が赴任してから講習に力を入れ始めて一年後(2011年だったように記憶しています)の夏期講習明け、前期期末試験の結果は多くの生徒さんが想像以上の、そして目標以上の得点アップを果たしました。中には『講習って受講する意味があるのですね』とおっしゃったお母様がいらっしゃったのは印象的でした。

事実、学年ベスト20にはコンスタントに入っていた生徒さんがいらっしゃいました。決して頑張っていない訳ではなかったのですが、その壁を突き崩すことができませんでしたが… 講習後のテストでは見事ベスト5にランクインすることができました。勿論講習の成果だけではなく、その生徒さんの取り組みそのものが一番の要因です。しかし教室としてもちょっとだけ応援できたように思っています。

春期・冬期に較べて長い時間を取れる夏期講習は『基礎の充実』を図るには最適の時間です。そして受験生にとっては最後の期間、とも言える大切な時間だと思うのです。

昨年度に得た教訓から当教室では『申込み締切』は設けずに夏期講習を受け付けていきます。思い立ったその日がキミの夏期講習スタート日とできるシステムです。まだ迷っている小中学生の皆さん、キミの決意を是非とも教室に聞かせて下さい。