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246 一生懸命だからこそできる反省 ~その1~

246 一生懸命だからこそできる反省 ~その1~

 今回のテスト、本当によく頑張った・・・という生徒さんの結果が思ったものではないことがたまにあります。生徒さんの気持ちを察するといたたまれない気持ちになります。『今回は頑張った。だから結果が・・・』とならないのがテスト対策勉強の難しさです。

私は試験結果が確定した段階で生徒さんとミニ面談を行います。今回の結果がどうだったのか、取り組み方法に間違いはなかったのか、何より次の試験に向けて方針や方法の変更があるかなどを確認します。そうすることにより、今回の試験結果を分析し、次に活かすことが出来ると考えているからです。仮に今回試験が良い結果ではなくても次に向けた反省点があるならその失敗は活かすことが出来る材料になるのです。

しかし・・・なかなかすぐには『次の試験に向けての・・・』と切り替えることが出来ない生徒さん、これが『今回は特に頑張ったのに・・・』という生徒さんです。終いには『私はボクは、勉強に向いていないから・・・』となってしまうケースもないわけではありません。しかもそういう生徒さんほど見落としや読み違いなどで大きく失点しているケースが多いのです。更に言うならこれまで以上に一生懸命やったことに対する反省はそれ以前の試験に対する反省の数倍も重いもの、大切なものになると思うのです。

少し長くなる話なので次章に繋げます。次章ではある生徒さんの成績推移と『試験後の反省』の推移を見比べていきたいと思います。