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206 試験の後にすべきこと

206 試験の後にすべきこと

学校の定期試験が終わると解放感に浸って…いる時間はありません実はこの時間が一番大事なのです。試験が終わって答案返却がされるまでにやるべきこと、そして答案返却の後ですべきことがあります。

試験が終わったらまず解けた問題と解けなかった問題を仕分けます。そのうちで解けなかった問題については早々に解決しておくべきです。試験当日、パフォーマンスも最大値が出せるように準備したにもかかわらず解けなかったわけですから… それをそのまま放置してしまえば後につまずきの原因となることも考えられます。早めに解決しておきましょう。

答案が返却されてテストの点数がわかったら内申点(通知表評価)もある程度は予測できます。つまりそれが「次の試験はどの科目について特に頑張らなくてはならないか」が絞れるのです。もちろん全科目がっちりと取り組めれば最高ですが現実はなかなかうまくいかないのではないですか? この科目は十分できたけどあの科目は学校ワークを終わらせるのがやっとだった、そんな経験はありませんか? その中で取捨選択をする材料を早いうちに決定しておくことは次の試験への大切な布石となるのです。

そして一番大切なことですが、試験が終わったら反省点を「書いておくこと」です。よく、毎試験ごとに同じ反省をする生徒さんがいます。「もっと早く準備をすれば…」「学校ワークを計画的に進めていれば…」 自己の行動を反省することは大切なことです。しかし、毎回同じ反省ではその意味もありません。それを防止するために紙に書いて記録しておく、そして次は同じ失敗を繰り返さないことこそが次の試験に活かせる反省となるのです。

とは言っても…試験後に晴れ晴れとした顔をしている生徒さんを見ると和やかな気持ちになります。学習塾運営という立場上、どうしても試験試験と言いがちですが試験以外の面でも生徒さんを見ていきたいと思っています。