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192 そんなところまで・・・?

192 そんなところまで・・・?

先日入会した中学生の生徒さん、入会について色々と処理を行っていた時の話です。その生徒さんは以前別の塾に通っていましたが、一念発起してLS WILLで頑張ろうと決意してくれた生徒さんです。

私   「定期テストの問題用紙と解答用紙を教室に持ってきて下さい。」
お母様 「テストの点数はお知らせしていますが・・・?」
私   「これまでの定期テストではどんな問題が解けていたのかを知りたいので・・・」
お母様 「前の塾じゃ通っている最中にもそんなこと言われたことありませんでしたが・・・?」

私   「テストの点数や偏差値がそのまま学力だと勘違いされがちですが、それはちょっと違います。」
お母様 「?」
私   「それに解っている問題がちょっとしたミスでバツになっていればその問題に時間をかけるのは・・・」
お母様 「ムダですよね!」
私   「それならそれに対応した試験テクニックも併せて指導していく方が効率的だと思います。」

今の学校教育では見直しなどの試験テクニックがあまりに軽視されています。従ってそれらは塾で指導しなければならない重要な要素となっています。従ってLS WILLでは普段の演習から「試験テクニックを駆使して解き進める」ことをしつこく(生徒さんに言わせると『ほんとにしつこい!』と感じているようですが・・・冷汗三斗の思いです。)求めます。

ケアレスミスをしない解き方間違いを見つけられる見直し方法などはもはや学校教育に求められるものではないのかもしれません。非常に残念ですが、どうやら現実のようです。その上で見直し不足ケアレスミスは塾で防止法を指導している以上、それが発生したら塾の責任だと思います。

これは私が学習塾業界で仕事を始めるに当たって導入研修で指導されたことであり、また、日々生徒さんに接して学習を進めるお手伝いをする中で感じたことです。中には『こちらはきちんと指導しているのだから勘違いや読み違いでバツになったものは本人の責任だよ』という声もあります。

ウ~ン…それでは普段は問題文をきちんと読んできちんと解けているか検証が足りないように思います。試験でそのような過ちをしてしまう生徒さんは普段の演習でも同様なことを犯しがちです。それに気付いて指導していたかという点も見逃してはならないのではないでしょうか。

私個人の考え方ですが、学習塾は『生徒さんがケアレスミスをしたから予定する点が取れなかった』というのは100%塾側の言い訳だと思うのです。その上でそれらを見越して予防策(これが『試験テクニック』と呼ばれるものです)が敷けているのかを検証しなければなりません。

話がだいぶ脱線しましたが、そういった理由で生徒さんのテスト結果は点数以外にも気になるところがあるのです。