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126 忘れ物とパンパンなカバン

126 忘れ物とパンパンなカバン

忘れ物は癖になってしまう生徒さんがいるようです。『○○くん、○○さんはまた忘れ物!?』と言うことがよくあります。テキスト、ノート、筆記用具、提出物などを忘れることが習慣となっていませんか?

忘れ物が多い生徒さんはいくつかの共通点があります。一つ目はいつもカバンがパンパンになっていること。恐らく、その日その日に必要なものを入れ替えていないのではないでしょうか。結果として不要なものはたくさん入っていますが、必要なものを入れ忘れてしまうようです。

二つ目は興味深いことですが、忘れ物が多い生徒さんは宿題の正答率が上がらないことが多いのです。恐らくカバンに入れっぱなし生活なので宿題をやるのも塾に来る前日、下手をすると塾に来る直前にやって…と言うことなのではないでしょうか。カバンパンパン組のうちの何人かは卒業時に白状した生徒さんがいました。可能性は高いと思います。

三つ目の傾向は深刻なことなのですが… 習慣的な忘れ物癖は塾だけではなく学校でも同様の傾向を示していることです。現在、学校への忘れ物(特に授業に必要なもの)は内申マイナス評価の要因となります。いくら普段真面目に取り組んでも差し引きゼロ、となってしまうのです。

忘れ物癖を直す一つの方法として、学校や塾から帰宅したらカバンの中を全て出す習慣を付けると良いのではないでしょうか。その上で明日(もしくは次回)持って行くべきものを詰め直すようにします。また、宿題はできるだけ早く、できればその日のうちにやる癖を付けることが最大の矯正法です。(宿題をやるタイミングについては後で題材にしたいと思います)

日々カバンの中身を全て入れ替える習慣が付けば忘れ物は減る宿題はよく解るようになると一石二鳥です。是非試してみて下さい。何より、忘れ物で内申が下がってしまうなどは由々しきことです。せっかく頑張って積み上げた点数が…もったいない!